昨年好評だった「レシピのない海辺の料理教室」今年も開催します!
以下必ずご確認ください。
*入場券は確保できますが入場料(3,000JPY、逗子市民1,500JPY)は、別途エントランスにてお支払いください。(すでに前売りチケットを購入されている場合は必要ありません)
*お子様やペットの同伴もOKです。ただし、互いに気持ちよく過ごせるようご配慮をお願いします。
*保護者と同伴の小学校生以下は参加費無料とします。
*映画祭に同伴するご家族や友人がいる方で、ご本人だけ料理教室に参加の場合は同伴者の試食会からの参加を受け付けます。お申し込みの際にオプションメニューからお選び下さい。
*天候などにより場所の変更がある可能性もあります。連絡が届くように必ず公式LINEへのご登録を済ませてください。
*映画祭は野外イベントですので、強風など上映ができない状況では当日中止する場合もあります。その場合には場所をCINEMA AMIGO隣のAMIGO MARKETでの開催となりますのでご了承ください。
*PayPayまたは銀行振込をご希望の方は公式LINEのメッセージよりお知らせください。
*公式LINE https://lin.ee/tqM1rNr
詳 細
日 程:4月25日(金)15時〜上映前まで
場 所:逗子海岸映画祭内 バザールテント
参加費:1,1000-tax free(入場料別途)
持ち物:エプロン、楽しむ気持ちと好奇心!
定 員:20席
内 容:その場でメニューを決めながら全員で調理、テーブルセッティングまで協力し、上映前にゆっくり試食を楽しむワークショップです。
- 食材を見ながらメニュー決め
- 全員で下準備&調理
- テーブルセッティング
- ディナータイムの試食会
*会場内でも魅力的なコンテンツがたくさんありますので、ワークショップ中ちょっと抜けてショップやイベントを見たり、メリーゴーランドに乗ってきたり、など自由にしてください。
同伴者の試食会からの参加
ワークショップに参加される方の同伴者に限り、試食会の参加のお申し込みが可能です。
会場内の別コンテンツをお互い楽しみつつ、上映前のディナータイムをご一緒していただけます。
- 未就学児は無料
- 小学生 2,000JPY-tax free
- 大人 5,000JPY-tax free
こちらも予約をすると当日の入場券予約も完了します。
予約者専用のエントランスにて入場料を別途お支払いください。(すでに前売り券を購入されている場合はその旨をエントランスでお伝えください)

内 容
その場で作るものを決める料理教室
「レシピのない料理教室」は不定期開催のちょっと変わったクラスです。
場所も趣向も都度変わり、決まりはありません。
大事にしているのは、家に戻って再現性が高いことと、失敗を成功に導くヒントを盛り込みとことん楽しむこと。
そして、今回の海辺の料理教室はそんな中でもスペシャルな体験が盛りだくさんの年1イベントです。
野外イベントの上足元は砂浜、テントはあっても海風に晒され、天気がいい時は絶景を見ながらの作業ですが、昨年に至っては冷たい雨風の中でした。
でも、この悪天候は参加者の皆様にとっては絶好の優越感に浸れる体験となったようです。
雨宿り先を探している一般の入場者を横目に火を使うテント内は暖かく、料理ができてからの優雅な試食タイムもさらに盛り上がりを見せていましたね。(映画祭会場内では、基本的に着席して飲食ができるスペースに限りがありますから)
画像は2023年と2024年の逗子海岸映画祭での様子です。
過去の「レシピのない料理教室」の様子(全ての記録が残っていなくてごめんなさい!)を更に見たい方はこちらからご確認ください。
2025年の食材(予定)
今年の開催日である4月25日(映画祭初日)はインドデイ!
ということでスパイス使いを中心にメニューを作っていけたらと思っています。
ただし、農産物も海産物も、スーパーでは並んでいるのが当たり前のものが、天候や気温の変化などで収穫できなかったり、大雨や強風で作物が倒壊してしまったりと、実は人間の思う通りにはなりません。
そういう事も含めて、自分ごととして知って頂きたいと思っています。
ですので、一応今現在イメージしている食材を以下並べているものの、平気で当日変更したりしますが、むしろ変化を楽しんで、工夫を体験してください。
海のもの
この時期、葉山ではヒジキ漁が解禁していますので桜花丸の生ひじきに期待しています。運が良ければ他にも何か水揚げがあるかもしれません。
*更新情報!
さらに今年は、UMITO partners さんとのコラボも!
鹿児島県日置市に所在する「吹上浜」。
日本三大砂丘の一つでもあり、日本渚百選に選ばれるほど美しいこの場所で育つ月日貝。
表が「太陽(日)」のような緋色、裏が「月」のように白い ことから「月日貝(ツキヒガイ)」と呼ばれます。身は貝柱が大きくて甘みと旨みがとっても強く、昔から地元で人気があり慣れ親しまれているそうですが、その漁獲量はピーク時の約51%まで減少しています。
そこで、地域の若手漁師たちが「吹上浜の未来を考える漁業者たち」を立ち上げ、地域と漁業のサステナビリティのために活動をしています。
「ツキヒガイは生態自体がまだ謎に包まれている。海の中にどれだけいるのかもわかっていない。どうしたらツキヒガイ漁がサステナブルになるのか、まずは知ることが必要。」と、鹿児島大学や「いおワールドかごしま水族館」などの協力を得て、ツキヒガイの生態を研究し、水族館で貝がどのように生まれ、育つのかを調べてもらったり、カメラで海底の様子を撮影し、海の中の貝の状況を調べたりしているのだとか。
「吹上浜の未来を考える漁業者たち」代表の佐々(さっさ)さんは横浜で育ち、アメリカの大学を卒業した後、関東で経営コンサルタントや外資系金融勤務を経て漁師になったという経歴の方。
今は海の目の前に住み、元々水産業に従事していたお父さんと一緒に漁に出ているそうです。
ホタテの様に貝柱が大きく旨みが強いというこの月日貝、当日どんな料理になるのか今から楽しみです✨
今回届く真鰯は北海道広尾町のもの。
フィッシュミールという言葉をご存知でしたか?
恥ずかしながら、私は @umitopartnersさんのサイトを拝見して初めて知りました。
タイやハマチ、ウナギなどの養殖を行う際、魚に与える飼料の主原料は「フィッシュミール」と呼ばれ、その主な原材料には天然のマイワシが用いられているそうです。
これは養殖場や飼料会社が責任ある養殖を行っていることを示すASC認証の飼料基準で、そのフィッシュミールの原材料がサステナブルであることが求められるから。
広尾は、マイワシの名産地と謳われる釧路に近い漁港でありながら、距離的なアドバンテージがないため船がなかなか来ないという位置関係にあります。
また、フィッシュミール漁業は鮮度への意識が薄くとにかく獲れるだけ獲る、という業者も残念ながら存在するんだとか。
そんな状況の重なる中で、水産資源などのデータを記録して、前例なきMSC認証取得を目指し前人未踏のサステナブルなフィッシュミール漁業への挑戦をしているそうです。
農業や酪農の場合でも、せっかくオーガニックを謳っているのに、肥料や飼料自体を調べたら残念な結果だった…という事は少なくないですが、一次産業の大変さがここでも顕になりますね。
言うは易し、行うは難し…
その難しい挑戦をしている方々の真鰯。どんな料理になって私たちの胃袋を満たしてくれるんでしょう。
岡山県邑久町でサスティナブルな漁業に取り組む邑久町漁業協同組合。
2019年に牡蠣の垂下式漁において世界初となる*「MSC漁業認証」を取得しました。
「邑久町のMSC牡蠣は地種のみを使った完全な自然養殖。いい作物を育てるために豊かな土地を育てるのと同じように、いい牡蠣を育てるためには海の環境を豊かにすることが不可欠です。そんな思いもあり、MSC漁業認証に向き合うことにしました。」
(邑久町漁業協同組合 松本組合長)
そして、この牡蠣の養殖と関係するのがクロダイ。
今回はこの邑久町から蒸し牡蠣とクロダイが届きます。
クロダイのお話しはまた改めて。
ひとくちに養殖と言っても、その内情をきちんと知ることは中々出来ないのが現状ではないでしょうか。
実際、私自身もこれまで水産物に関しては、天然か養殖かくらいの判断しかしていませんでしたから、この邑久町の牡蠣養殖の内容を知って改めて自分の知識の薄さを認識しました。
“知る”ことがはじめの一歩。
その先に興味を持って”自分ごと”とする。
豊かに生きるために大切なことだと思っています。
※MSC漁業認証
MSC漁業認証を取得した漁業は、持続可能な漁業という点において、国際的に最良な漁業基準を満たしていると証明されます。認証を取得した漁業で獲られた水産物で、MSC漁業認証、CoC認証に則り管理された水産物には、消費者への目印としてMSC「海のエコラベル」を付けることができます。漁業が認証を取得するためには、独立した審査機関による厳格な審査が必要となります。
WEVEMENTについて
実は、CINEMA AMIGOが始まるより先に、代表の志津野雷や長島源が始めていたwavemwntという活動があります。
青森県・六ヶ所村にある核燃料の再処理施設の稼働決定をきっかけにスタートした、仲間内のミュージシャンとサーファーとアーティストで海岸線から北上するツアーだったかと記憶しています。
私はまだ移住して間もなく彼らとも出会ったばかりで、旅に出かけるというニュースは人と会うたび話題になっていました。
福島原発事故が起こる数年前のことです。
当時まだ石巻にあったパプアニューギニア海産の武藤北斗氏とはその時のご縁で、CINEMA AMIGOでの「六ヶ所村ラプソディー」上映会の際に料理を担当して出会い、その後「暮らしの学校」初年度には3度もご登壇していただきました。(最後の環境の話はまだアップできておらず…)
で、話を戻すと、今年の映画祭ではこの時の活動wavemwntを、今一度継続可能な活動にするべく
UMITOpartnersさんに登場いただきイベントを作ろうとしているのです。
第一弾がこの「レシピのない海辺の料理教室」 4/25
第二弾は4/30に予定しているWavement Dayのトークイベント 4/30
第三弾に5/6のShare the Table 5/6
ただ作って食べるだけじゃなく、素材の背景にある物語も知ってほしいという企画にぴったりの出会いとなりました。
UMITO SEAFOOD
カキ(牡蠣)…岡山県邑久町
クロダイ(黒鯛)…岡山県邑久町
ツキヒガイ(月日貝)…
マイワシ(真鰯)…
土のもの
収穫可能な農産物を生産者より手配します。毎年三浦のSHOーfarmさんにお世話になっていますが、今年はどんなものが集まるか楽しみです。
その他
暮らしの学校の季節しごとで作った自家製の調味料を含め、篤屋カンボジアペッパーやコダマパスタなど、お付き合いが深く信頼のおける生産者・販売者のものをご紹介しながら使います。