ワークショップ詳細
逗子では毎年恒例のクリスマスの準備。イギリスのクリスマスに欠かせない伝統菓子ミンスパイの中身(フィリング)作りは、AMIGO KITCHEN小嶋が、長島キャサリンさんより受け継ぎ、CINEMA AMIGO開館以来、十数年続けている季節のワークショップです。
発酵に約1ヶ月かかるので、この季節に仕込んでクリスマスに備えます。
当日は合宿形式でも参加できますので、宿泊つきプランはこちらのページをご覧ください。
日 時: 11/2(土)13時〜17時ごろ→ミンスミートに使う紅玉の収穫に合わせて第一週に変更しました。
場 所: 桜山ノウチ
逗子市桜山(アクセスはお申込み完了後にお送りします)
参 加 費: 8,500JPY-tax in
持 ち 物: エプロン、筆記用具
*ミンスミート500g持ち帰り
*ワークショップ終了後のアフタヌーンティー付き
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レシピを伝授して下さった長島キャサリンさんは、CINEMA AMIGOの館長・長島源氏のお母様。
50年以上前にイギリスから逗子に嫁ぎ、慣れない日本で、おせち料理などの日本文化を長島家からしっかりと受け継ぎながらも、子育ての中で自国イギリスやウェールズの文化も一緒に継承してきました。
ハリー・ポッターも大好物のミンスパイ
ミンスパイは、日本ではまだまだ馴染みが薄いかもしれません。キャサリンさんによると、クリスマスシーズンにたくさん焼いて缶に保存し新年までおやつとして楽しむ、昔の日本の年末年始の切り餅のようなものだそう。
ハリー・ポッターの原作中でも、毎年クリスマスにはロンのお母さんが、ハリーのためにミンスパイを沢山焼いてクリスマスプレゼントと一緒に送る様子が描かれています。
派手さはないけれど、ほんのりと甘いスパイ香るこのパイは、一度体験すると癖になる美味しさ。
ギリスに美味いものなし、なんて昔聞かされた事があるけれど、キャサリンさんのレシピのイギリス伝統の味は、どれもとても滋味深くてみんな大好きです。
イギリスのクリスマス
キャサリンさんから教わったイギリスの伝統的クリスマスに欠かせないものとして、ミンスパイのほかに、クリスマスプディング、クリスマスケーキ(日本のそれとは違いしっかり焼き上げマジパンで包んだ日持ちのするケーキ)などがあります。
シネマアミーゴの開館以来、 AMIGO KITCHENがクリスマスのために作り続けてきたのはミンスパイ。
10月末〜11月初旬にミンスミート(ミンスパイのフィリング)を作り、12月に熟成したミンスミートを詰めてミンスパイを焼きます。
そして12月のミンスパイを焼く会では、パイを焼き上げた後に、キャサリンさんから聞いたイギリスの伝統的なクリスマスディナーを再現した贅沢ランチで忘年会が定例となって、すでに10年以上も続いています。
去年よりクリスマスプディング作りも加わって、夏が終わる頃にはそろそろクリスマスの準備シリーズ到来!と、暑さも残る中気忙しくなるのです。
画像は12月のミンスパイを焼く会で、熟成したミンスミートをパイに焼き上げる様子。
今年のミンスパイ&クリスマスランチは、申込の準備が整い次第またお知らせします。公式LINEでいち早く告知がいきますのでぜひご登録くださいね!
キャサリンさんとアミーゴキッチン
キャサリンさんはAMIGO KITCHENに沢山のレシピや文化を伝授してくださいました。
庭の夏蜜柑を使ったマーマレードやキノットはもちろん、ミンスパイや、クリスマスのローストチキンとクランベリーソース、美味しいグレイビーソースの作り方etc…
10年以上続いている「AMIGO KITCHEN季節のワークショップ」のほとんどは、キャサリンさんから教わったものです。
他にも、オニオンチーズパイ、キャサリンさんご夫妻が出会ったギリシャの料理である焼き茄子のディップやスパナコピタ、レモングラスの香りのポテトスープなど。
通称”あゆみメシ”をご存知の方にはお馴染みの料理が、今もメニューの幅を広げてくれています。
昨年のワークショップで「次からは覚えてあゆみさんが皆さんに教えてね」とキャサリンさんからバトンを受け取ったので、責任を持って継続していきます。
*レシピ提供 長島キャサリン
(CINEMA AMIGO館長 長島源のお母様)
ロンドン生まれ、ウェールズ育ちのキャサリンさんは、1965年建築家の長島孝一氏と結婚して逗子へ。
まだ外国人の少ない時代に海を渡って嫁ぎ、6人の子供を育てるなかで家事と育児、仕事の両立を図るための工夫をして身につけた暮らしの知恵に加えて、祖国の文化と日本文化との融合は学ぶところが多いです。
クリスマスのミンスパイからおせち料理まで、季節と文化を毎年紡ぎ続けるスーパーウーマン。
[ 暮らしの学校 ]とは?
CINEMA AMIGOでのランチ提供に始まり、
逗子海岸映画祭、東京オリンピック2020オランダセーリングチームへの食事提供、ケータリング、料理教室、季節のワークショップなど、様々な「食」の場と、その周辺で経験を通じて、小嶋あゆみが真摯に見つめ続けてきた素材、生産者、季節、文化、身体、経済。
実体験を起点に、様々なジャンルの講師を招き、学び合う場です。
暮らしは日々の選択の積み重ね。
何を選択するのか、その豊かさを知った上で、自分が意志を持って選ぶ。
あゆみ校長が辿り着いた現在地は、「べき」論に縛られないで自由に考えよう、自分もまわりも苦しくならない選択ができるように多くの選択肢を持とう、そのすべを多角的に伝えたい!というスタンス。
だから暮らしの学校の内容には、絶対的な正解がありません。
人によって違う漠然とした部分。
輪郭の中を明るくして、参加者それぞれが自分にしっくりくる軸を探す。
そのために、授業を聞いて終わりでなく、自分の生活に落とし込む補講や共有の場も予定しています。
自分のものさしをもって日々の暮らしを心豊かに過ごせるようになるための学びの場。
あなたの人生に、是非暮らしの学校を役立ててください。
[ 小嶋あゆみ ]
映画館CINEMA AMIGOと同時に始まったフードチームAMIGO KITCHEN創立メンバー
CINEMA AMIGOでのランチ提供からはじまり、逗子海岸映画祭、毎年開催の季節のワークショップ、国際会議やスペイン大使館ケータリング、東京オリンピック2020オランダセイリングチームの食事に関わり現在に至る。北海道出身名古屋育ち。現在は北海道の洞爺湖と鎌倉の2拠点生活中。
https://www.instagram.com/ayumi.kojima/