クリスマスプディングworkshopを終えて

季節しごと

毎年冬になるとやってくる、逗子のイギリス式クリスマス。
キャサリンさんのミンスミートは、あゆみさんに引き継がれてから今年でなんと13年目となるようです!

11月にミンスミートを仕込み、12月に発酵したミンスミートでパイを焼きながらクリスマス料理を作って皆でパーティーをするのは毎年楽しみにしている方がたくさんいる逗子の海辺の恒例行事。
そして昨年12月のミンスミートを焼く会&クリスマスランチでは、キャサリンさんに「来年はクリスマスプディングも教えるから、皆で作ってね」とあゆみさんが託された場面を見ていた方も多いのではないでしょうか?

あれから約1年、とうとう今年キャサリンさん直伝のクリスマスプディングを作る会が開かれました!
開始早々満員となったので生徒さんの期待度も伝わります。

当日の会場はキャサリンさんと同じ時期に日本に嫁入りしてきたご友人のアンさんが暮らしていた「シェアガーデン松の葉」。キャサリンさんも久々のお友達の家に懐かしい表情をされていました。
現在はアンさんの娘さんでもあり、暮らしの学校のスーパーアシスタントでもある良子さんがシェアスペースとして一部解放してくれています。 当日はキャサリンさんがいらっしゃるということで、アンさんが使っていたとっても素敵なティーセットやカトラリーなどで感動しちゃうようなガーデンパーティも主催してくださいました!

クリスマスプディング作りでは、キャサリンさんがイギリスの伝統に加えて日本にきた当時の状況なども交えながら楽しく解説をしてくれます。流暢な日本語に混じるイギリス英語のアクセントで語られるお話に皆が耳を傾けるその場の風景がとても牧歌的で、キャサリンさんは逗子の語り部なのだなぁとしみじみ思います。戦後当時の逗子の文化背景などもとても鮮明だし、このお話をどこかの資料館に寄贈すべきでは…。

クリスマスプディング生地はたっぷりの果物とドライフルーツとナッツと牛脂、そしてブランデー!
ミンスミートに似た芳醇な香りはずっと息を吸い込んでいたくなります。
かき混ぜる時には決まった方向に混ぜながら願い事をするジンクスがあるのですが、総量20kg以上ある沢山の材料をその場の皆で刻み終えた頃には皆さん戦友ですね!息もピッタリで、大きなボウルを固定する人、順番の声掛けをする人…といつの間にか役割分担されて、生徒という役割なんて飛び越えて皆で作り上げた逸品となっていました。

そしてプディング作りが終わったら、お待ちかねのガーデンパーティ!
教室から外にでて、小路を通って広い庭に抜けると、ずらりと並んだ20脚のアンティークティーセット。
「映画の中に来たみたい!」と感動の声が聞こえました。

◯ ‎menu◯
‎・サンドイッチ3種
・キャサリンさんレシピのスコーン
・キャサリンさんレシピのクロテッドクリームと梅ジャム
・キャサリンさんレシピのウェルシュケーキ
・季節の果物 紅茶2種
・キャサリンさんお手製クリスマスプディング

お料理も、お話も、場所も、食器も、生徒さんも、 本当に全てが素敵な空間でした!
また来年も是非!

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