クリスマスプディング

季節しごと

キャサリンさんのクリスマスプディング

「キャサリンさんからクリスマスプディングを習いたい!」と、何年も前から要望が上がっていたこの会が、ようやく実現します。
長島キャサリンさんはCINEMA AMIGOの館長でもある長島源氏のお母様。

50年以上前にイギリスから逗子に嫁ぎ、慣れない日本でおせち料理などの日本文化を長島家からしっかりと受け継ぎながらも、子育ての中で自国イギリスやウェールズの文化も一緒に継承してきたキャサリンさん。

そんな彼女から直接教わるとても貴重な機会です。

場所は、「暮らしの学校」 園芸部が毎月”庭しごと”をしている「シェアガーデン松の葉」

ここは、キャサリンさんとも親交が深かった故・平山アンさんのご自宅で、現在は親族であり、暮らしの学校スタッフでもある良子さんが管理されています。

実は、毎年作っているミンスミートやクリスマスプディングなどのレシピの裏には、日本にお嫁入りした当時、イギリスのクリスマスを懐かしんであれこれ工夫をして完成させたキャサリンさんとアンさんの沢山の想い出が詰まっているのです。

ワークショップ詳細

日    時: 10/22(日)

場    所: シェアガーデン松の葉

逗子市新宿3丁目(アクセスはお申込み完了後にお送りします)

参 加 費: 7500JPY

持 ち 物: エプロン、筆記用具

*作業を終えた後はアフタヌーンティータイムでキャサリンさんのお話をたっぷり伺いましょう。

2023年のクリスマスプディングは満席となりました。

お申込はこちら

 

*銀行振込、PayPay支払いをご希望の方は、メールまたは公式LINEよりご連絡ください。個別でご案内いたします。

お問合わせ contact@kurashi-recipes.com

公式LINE  https://lin.ee/tqM1rNr

暮らしのレシピ公式LINE  

イギリスのクリスマス

キャサリンさんから教わったイギリスの伝統的クリスマスに欠かせないものとして

ミンスパイのほかに、クリスマスプディング、クリスマスケーキ(日本のそれとは違いしっかり焼き上げマジパンで包んだ日持ちのするケーキ)などがあります。

シネマアミーゴの開館以来、 AMIGO KITCHENでクリスマスのために作り続けてきたのはミンスパイ。

10月〜11月初旬にミンスミート(ミンスパイのフィリング)作り

12月に熟成したミンスミートを詰めてミンスパイ作り

そして12月のこの日は、パイを焼き上げた後にキャサリンさんから聞いたイギリスの伝統的なクリスマスディナーを再現した贅沢ランチで忘年会が定例となっていました。

定番メニューは

・ローストチキンかローストターキー

・グレイビーソース&クランベリーソース

・ベイクポテトと季節の野菜のロースト

・マッシュポテト

・芽キャベツ、グリンピースとインゲンのバターソテー

・ミンスパイ

・クリスマスプディング(いつもキャサリンさんが差し入れして下さいました)

11月4日のミンスミート作りはこちら

今年のミンスパイ&クリスマスランチは12月9日(日)、場所はAMIGO HOUSEです。

申込簿準備が整い次第またお知らせします。公式LINEでいち早く告知がいきますのでぜひご登録くださいね!

暮らしのレシピ公式LINE  

プリンとプディングの違い

私たちはプディングと聞くと、カラメルソースのかかったプリンを想像しますが、あれはcaramel custardというそうで、日本のプリンのイメージはアメリカのカスタードプディングからきているとか。

イギリスでプディングと言えば、ヨークシャプディングやプラムプディング、そして今回教わるクリスマスプディングなど、私たちの知っているプリンとは全く別物です。

ちなみにオックスフォードの英語辞書によると、13世紀ごろすでに単語として存在したpuddingとは、「豚や羊の胃や腸にひき肉、脂(スエット)やオートミールを混ぜ合わせて詰めたもの」と定義されています。

クリスマスプディングとはどんなお菓子?

今回教わるクリスマスプディングは、クリスマスディナーの最後にデザートとして供されます。

キャサリンさんによると、プディングにかけたブランデーに火を灯すという演出は欠かせないそうで、ブランデーバターを添えていただく大人の味。

その内容は、ミンスミート同様のたっぷりなドライフルーツとナッツや牛脂、卵やパン、イギリスらしい黒ビールなど。

全ての材料を混ぜ込み、しっかり1ヶ月以上熟成させてから蒸しあげて、更に熟成させてクリスマスに備えます。

そう。

美味しくするためには時間を味方につけなければいけないのです。

ミンスパイの中身であるミンスミートも1ヶ月以上熟成させますが、プディングも同じ。

ということで、「え?もうクリスマスの話?」というこのタイミングで、毎年準備に慌ただしくなるのが恒例となっているのです。

キャサリンさんとアミーゴキッチン

キャサリンさんはAMIGO KITCHENに沢山のレシピや文化を伝授してくださいました。

庭の夏蜜柑を使ったマーマレードやキノット
ミンスパイや、クリスマスのローストチキンとクランベリーソース
美味しいグレイビーソースの作り方etc…

10年以上続いている「AMIGO KITCHEN季節のワークショップ」のほとんどは、キャサリンさんから教わったものです。
他にも、オニオンチーズパイ、キャサリンさんご夫妻が出会ったギリシャの料理である焼き茄子のディップやスパナコピタ、レモングラスの香りのポテトスープなど
通称”あゆみメシ”をご存知の方にはお馴染みの料理が、今もメニューの幅を広げてくれています。

キャサリンさんから直接教わるのは今回だけ。「次からは覚えてあゆみさんが皆さんに教えてね」とバトンを受け取ったので、小嶋も生徒として、またアシスタントとして、聞き逃すことのないよう真剣に参加いたします。

*レシピ提供 長島キャサリン
(CINEMA AMIGO館長 長島源のお母様)


ロンドン生まれ、ウェールズ育ちのキャサリンさんは、1965年建築家の長島孝一氏と結婚して逗子へ。
まだ外国人の少ない時代に海を渡って嫁いだ彼女の
6人の子供を育てるなかで家事と育児、仕事の両立を図るための工夫をして身につけた暮らしの知恵に加え
祖国の文化と日本文化との融合は学ぶところが多いです。
クリスマスのミンスパイからおせち料理まで、季節と文化を毎年紡ぎ続けるスーパーウーマン。

●[ 暮らしの学校 ]とは?

CINEMA AMIGOでのランチ提供に始まり、
逗子海岸映画祭、東京オリンピック2020オランダセーリングチームへの食事提供、ケータリング、料理教室、季節のワークショップなど、
様々な「食」の場と、その周辺で経験を通じて、小嶋あゆみが真摯に見つめ続けてきた素材、生産者、季節、文化、身体、経済。
実体験を起点に、様々なジャンルの講師を招き、学び合う場です。

暮らしは日々の選択の積み重ね。
何を選択するのか、その幅の豊かを知った上で、自分が意志を持って選ぶ。
あゆみ校長が辿り着いた現在地は、「べき」論に縛られないで自由に考えよう、自分もまわりも苦しくならない選択ができるように多くの選択肢を持とう、そのすべを多角的に伝えたい!というスタンス。

だから暮らしの学校の内容には、絶対的な正解がありません。
人によって違う漠然とした部分。
輪郭の中を明るくして、参加者それぞれが自分にしっくりくる軸を探す。
そのために、授業を聞いて終わりでなく、自分の生活に落とし込む補講や共有の場も予定しています。

自分のものさしをもって日々の暮らしを心豊かに過ごせるようになるための学びの場。
あなたの人生に、是非暮らしの学校を役立ててください。

●[ 小嶋あゆみ ]

映画館CINEMA AMIGOと同時に始まったフードチームAMIGO KITCHEN創立メンバー
CINEMA AMIGOでのランチ提供からはじまり、逗子海岸映画祭、毎年開催の季節のワークショップ、国際会議やスペイン大使館ケータリング、東京オリンピック2020オランダセイリングチームの食事に関わり現在に至る。北海道出身名古屋育ち逗子在住
https://www.instagram.com/ayumi.kojima/

 

2023 ミンスミート作り
●ミンスミート作り 毎年恒例、イギリスのクリスマスに欠かせない伝統菓子ミンスパイの中身(フィリング)作り。 発酵に約1ヶ月かかるので、この季節に仕込んでクリスマスに備えます。 当日は合宿形式でも参加で...
ミンスパイを焼いてクリスマスランチを楽しむ会
12月のお楽しみ行事【ミンスパイを焼く会】 この10年以上AMIGO KITCHEN季節のワークショップで恒例となっている【ミンスパイを焼く会】と作業後のクリスマスランチ。 毎年12月に入ると、約1ヶ...
タイトルとURLをコピーしました