夏みかんマーマレード

暮らしの学校

 

【夏みかんマーマレード】

準備

●材料

夏みかん 4.5kg(大きさにより14〜18個)

砂糖 3kg

塩 小さじ2/3

水 2.5L

オーガニックグラニュー糖

 

 

●道具

夏みかんを煮る大鍋(ステンレスで深さのあるものと、あれば銅のジャム鍋)

 

 

ペクチンを煮出す時の小鍋(ミルクパンなど)

夏みかんをきれいに洗うためのタワシ

種を取るための先のとがったスプーンやテーブルナイフなど

できるだけよく切れる包丁とカッティングボード

作業をスムーズにすすめるためにバット(野球のじゃない)か大きめのボウル

木ベラ

出来上がったマーマレードを詰める真空できる保存瓶(広口がおすすめ)

 

 

作業

●下準備

夏みかんはタワシで表面のでこぼこの中の汚れを優しくきれいに洗い流しザルなどで水気を切っておく。

●種取りとカット

半分にカットして、スプーンやテーブルナイフなどで種をとる。

とった種はペクチンを抽出するため、別のボウルか小鍋にためておく。(取り出すときに出る美味しい果汁はできるだけ集めておきましょう)

種がとれたら、半分を3〜4等分に切って、さらに銀杏切り。(薄くスライスすれば火が通るのが早く繊細な味に、少し厚みがあると時間はかかるけれど果皮の美味しさがきわだった食感のあるマーマレードになります)

●ペクチン抽出

おおよその種がとれたら(種は多少混ざっていても柔らかく美味しくなるので大丈夫)集めた種に分量の水から500ccを加えて5分煮る。

煮上げた種の汁(ペクチン)を濾してカットした夏みかんに注ぎ入れる。(種はまだ捨てないで鍋に戻す)

ペクチン抽出中にあらたに種がとれたら、それも煮出した鍋に加えて再度分量の水の500ccを加えて5分煮る。

抽出した2度目のペクチンを同様に濾して夏みかんに加えたねは鍋にもどす。

3回目も同様に水を500cc加えて5分煮出し、種を濾して加える。(3回に出したら種は捨てます)

カットした全ての夏みかんと種の煮汁、塩、分量の残りの水1Lを鍋に入れて夏みかんがひたひたにならなければ少し水を足して調整し最低20分ほど浸しておく。

※時間がなくて作業を分ける場合はこの状態で一晩つけておいてOK

●最初の火入れ

先ほどの鍋にゆっくりと火を入れて沸かし、沸騰したら火を弱め、ペクチンを分解できるよう30〜40分かけてとろ火で煮る。

皮をつ日で挟んでアルデンテくらいになったらいちど火を止める

※ジャム鍋がある場合はここでどうのジャム鍋に移す。

●2度目の火入れ Magic moment!

砂糖を加えるのは魔法のような瞬間!!

できるだけ弱火にして、砂糖を1キロずつ加え木ベラで鍋底にザラつきがなくなるまで混ぜつづける。

全ての砂糖を加え溶けたら弱火からマーマレードが踊り笑うようにふつふつとするくらいまでゆっくりと火を上げ、水分を飛ばし砂糖がペクチンに作用しゲル化するよう煮立てる。

この時点でかき混ぜてしまうと濁った仕上 がりになってしまうため、たまに鍋底が固まり始めていないか確認する程度にとどめる。

底にくっつきはじめている場合焦げつかないよう火を弱め1〜2時間ほど煮込む。

 

●煮ている間に瓶の消毒

瓶は蓋も含め湯煎またはオーブンなどで殺菌消毒する

●仕上げと瓶詰め

マーマレード少量を冷たい小皿にとり、指で押したたときにシワがよるか確認する。

マーマレードが固まりはじめたら火を止める。灰汁があれば取り除く。(煮ているときに出たそばからアクをとる人もいますが、最終的にはそれほど残らないので私は最後の最後に取り除きます。)

消毒済みの温められた瓶の肩の上くらいまでマーマレードを注ぎ入れ厚いうちに軽くふたをする。(このとき強くしめすぎると空気圧で開けられなくなるので注意)

そのまま瓶が冷めるまで放置。蓋がへこんでいたら真空成功。常温で保存できます。

※もしも瓶に流し入れるあいだにマーマレードが冷めてしまったら、軽く蓋をした状態で湯煎にかけて脱気します。

脱気の方法はこちら

 

 

タイトルとURLをコピーしました