1Day café @c:hord hayama 【秘密の花園】

event / c:hord hayama

日 時:7月28日(日)13時〜16時

場 所: c:hord hayama 
神奈川県横須賀市秋谷5611

会 費 : 税込¥9,900(ドリンク別途)
    *当日現金にてお支払いください

定 員: 10名程度→満席

申込み:bookcafe@chord.co.jp
    ①お名前
    ②ご住所
    ③当日連絡のつく連絡先
    ④車でいらっしゃる場合はその旨

上記4項目を明記してお申込みください。
折り返し受付のメールをお送りいたします。
*上記@chord.co.jpのドメインから届くようメール設定をお願い致します。

2024’夏の1Day café 「秘密の花園」

『秘密の花園』は、1911年に初版が発行された、イギリスの女性作家フランシス・ホジソン・バーネットによる小説です。

あらすじ

この物語をテーマに、作品の時代背景やストーリー展開に合わせて、小嶋あゆみと飯村遥が原作からインスパイアされたメニューで構成する食事会となります。

愛される経験なく育った裕福ながら天涯孤独なメアリと、メアリの専属メイドの弟で、愛情いっぱいに自由に育った素朴な少年ディコン、メアリと同様に裕福でも健康に恵まれず卑屈に癇癪を撒き散らす館の御曹司コリン。

3人の子供たちと、彼らを取り囲む館の大人たち。その感情の機微が興味深い作品ですが、物語の背景として出てくる食べ物もとても魅力的!!!

毎回思うのですが、この1DAYcaféシリーズは、原作を読んでから、または映画を見てから参加されると、より一層楽しめる会です。

以前個人宅にて開催の時はこんな感じ。

多少の変更はありますが、概ねこの内容で考えています。

1Day café @c:hord hayamaについて

コロナ禍から始まったc:hord hayama antiques&book caféでの予約制食事会・1Day café。

そのタイトルの由来は、まさに新型コロナが暴れ出してカフェ営業を中止していたコードハヤマで、外へ出かけられないならせめて料理で旅をしよう!をコンセプトに1日だけお店を開けたのが始まりでした。

当時、人数も一度に多くは集められず、席の間隔も広く取らなければならなかったため、少人数2部制で開催したことを覚えています。

以来毎年1〜2回(4〜7月のどこかと10月の最終日曜日)小嶋の個人的趣向に偏った映画や物語、絵画などをテーマにして開催しています。

企画発案・料理 AMIGO KITCHEN 小嶋あゆみ

デザート ÉPICES(エピス) 飯村遥

会場・撮影 c:hord hayama(コードハヤマ)

イラスト May

第1回 2020年8月 真夏の1DAY café

初回は、小嶋とご縁のある方々の食材を集めてのメニュー構成でした。今もそこは変わりませんが、この時は物語性はなく”食材で旅する”イメージでした。

横須賀SHO-farm…横須賀津久井の山間で、”千年続く農業”を目指す晶子さんと翔さん営む無農薬・無化学肥料の農園です。

なかがみ農園…北海道知内町で、実家の農場を継いでいる帽子作家の素敵な女性ゆかちゃんが、無農薬栽培で作る野菜は彼女の作品のように優しく美しいのです。通販などはしておらず函館のマルシェなどでの直売のみ。函館へ行った際はぜひ。

旅する八百屋ミコトヤ…日本中の生産者と繋がりつつ横浜青葉台にも店舗を構える八百屋さん。季節の野菜や果物で作った絶品アイスクリームも!(毎年逗子海岸映画祭にも出展しています)

三崎FISH -STAND…城ヶ島の老舗マグロ問屋の若女将が始めたツナプロジェクト。良質なオリーブオイルとハーブ&スパイスで丁寧に低温調理した絶品ツナです。

愛知コダマパスタ(エコロジ)…小嶋がc:hord hayamaでカフェ営業をしていた頃からずっとお世話になっている愛知県刈谷市の生パスタの生産者さん。使うすべての素材が吟味されていて、その食感は一度食べたらクセになります。以前ワークショップのランチで出した時に、ワークショップに参加していた長谷川理恵ちゃん(料理家の母を持ち本人も料理上手!)も気に入って、以来、大のパスタ好き息子くんのためにお取り寄せ続けている逸品。

三浦充麦…三浦で小麦を栽培しつつパン屋を営む元DJのパン屋さん。こちらもc:hord hayamaのカフェ営業時代からずっとお世話になっており、現在は一緒にピザプロジェクトPPC(パーキングから始まったピザクラブ)を進行中。

menu
  • ピーマンと甘長、ココナッツミルクのエスニックグリーンスープ
  • 函館と洞爺湖から届いた宝石のようなトマトの巣篭もり風
  • 三崎FISH-STANDのマグロのコンフィと紫野菜のアグロドルチェ、帯広のホワイトマッシュルーム添え
  • バジルとアボカドレモンのフィトチーネ
  • 充麦の全粒粉バゲット
  • 自家製アイスクリーム 種子島パッションフルーツと醗酵蜂蜜がけ

第2回 2020年10月「The Adams Family=アダムス・ファミリー」

たまたまハロウィンと重なったので、友人家族にも仮装で協力してもらい装飾にも凝った会でした。

この会をきっかけにどんどん小嶋のマニアックな創作意欲に拍車がかかったような…

演出協力、仮装 デュダーク家

menu
  • SHO-FARM無農薬茹で落花生のポタージュ
  • パイに乗せたパンプキンサラダとミックスリーフ
  • スモークドローストターキー
  • 季節野菜のグリル
  • 三浦 充麦のバゲット
  • 和栗のタルトと洋梨のコンポート入り バスクチーズケーキ
  • 季節の果物

第3回 2021年10月「Murder on the ORIENT-EXPRESS=オリエント急行殺人事件」

オリンピック開催の年。小嶋がオランダセイリングチームの食事を担当していたため、この年の1DAY caféはオリンピック終了後の一度だけ。

やはりハロウィンということでちょっとミステリアスなテーマに。ここから毎年ハロウィンの会(10月の最終日曜日)は恒例になりました。

この回では、原作ではなく2017年ケネス・ブレナー、ジョニー・デップ出演の映画をもとに構成しました。

最初のイスタンブールのラマダン・ピデと最後の”エクセレントなモンブラン”は映画を観ていると唸っていただけるはず。

menu

第4回 2022年6月「The Golden Afternoon=ルイス・キャロルの世界」

小嶋がまだ少女だった頃から大好きなルイス・キャロルの世界観。彼が生前「黄金の午後」と言って終生懐かしんだ、”アリス・リデルと親しい友人数人と共に川辺で楽しんだ昼下がり”の再現として催しました。

イラストを描き下ろしてくれたのは、現在育児真っ最中のイラストレーター・Mayちゃん。

menu
  • イギリス風サンドイッチ (キュウリ、ローストビーフ)
  • ヴィクトリアケーキ
  • スコーン
  • キャサリンさんレシピのウェルシュケーキ
  • フルーツの盛り合わせ
  • ヒギンズの紅茶2種

第5回 2022年10月「Babette’s Feast=バベットの晩餐会」

実はこの回で3度目のオマージュ会食だった「バベットの晩餐会」は、1987年に公開された映画です。

作者はアイザック・ディーネセン(本名はカレン・ブリクセン)。「アフリカの日々」の作者でも知られる20世紀のデンマークを代表するゴシック小説家の女性。

デンマークの小さな漁村で慎ましく生きる老姉妹のもとにやってきた家政婦バベットが、宝くじに当たった全額を使って村人に料理を振る舞う一夜の晩餐会。食べることの幸せ、人と人を繋ぐ温かい絆を描いています。

初回の試みは、逗子の映画館CINEMA AMIGOにて上映後の晩餐会。映画館を開館してまもない頃のことでした。

2度目に個人宅にて開催。3度目がこの会。本気で挑むとなると材料費も準備期間も相当かかり、予算の中でやる限界があって、その都度もっと工夫をしたい!と唸りながら会を重ねています。

この後、個人宅にて予算を十分取った本気のバベット(うずらを使った石棺風、本物のキャビアや上質のトリュフ、原作に出てくるワインの銘柄合わせなど)ができたので、個人的にはかなり満足していますが、もう一回くらい本気バベットの会をやりたい野望は捨てきれず…

menu
  • 偽ウミガメのスープ
  • ランプフィッシュキャビアのブリニ
  • 生野菜のサラダ
  • うずらに見立てた手羽先と鶏もも肉の石棺風パイ 黒トリュフソース
  • サバラン
  • フルーツとチーズ
  • コーヒー

2023年  4月 第6回 「桜祭り」

コードハヤマで初めての和食の会でした。

前年の春に企画していましたが、小嶋のコロナ感染疑惑により断念。桜鯛を食べたくてリベンジ企画した桜祭りです。

menu
  • パプアニューギニア海産の天然海老で作る海老しんじょう
  • 瀬戸内から直送の桜鯛の刺身と昆布〆
  • 平飼い卵のだし巻き
  • 春野菜の和風バーニャカウダ・味噌ディップ
  • 桜のちらし寿司
  • 桜鯛のお吸い物
  • 抹茶ティラミスと自家製玄米茶

第7回 2023年10月「Le tour du monde en quatre-vingt jours=八十日間世界一周」

SFの父とも呼ばれるフランスの作家ジュール・ベルヌの作品「八十日間世界一周」。

映画では気球のイメージが大きく印象づけられていますが、原作に気球の記述はほんの一文のみ。ベルヌの初期の作品「気球に乗って五週間」を映画では合体させているようです。

イメージ通りの装飾用の機関車が予算内で見つからず、小嶋が木の模型機関車を一から組み立て塗装まで。

こちらも原作を読むとより一層実感が湧き楽しくなる食事会でした。

menu

・レディングソースで味をつけた魚料理
・マッシュルームを添えた真っ赤なローストビーフ
・チェシャーチーズをひと切れ
・インドで特別に摘ませたすばらしい紅茶

カルカッタ(ベンガル) 風のビリヤニ

箸休めのマンゴスチン

・海老と椎茸の蒸餃子
・胡麻団子
・大根もち

クラムチャウダー ブレッドボウル

ルバーブの茎とグースベリーの実を詰めたタルトと紅茶

次回10月はどんなテーマでやろうかと、実はすでに妄想を始めています。お楽しみに!

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